畦ヶ丸~高指山 2日目

なんだか眩しい。目を開けると月が輝いてた。どうやら晴れたようだ。
時計を見ると3時半。寒さをこらえながら体を起こして朝食をとる。
マジックパスタと海鮮おこげスープを平らげて、パッキングを済ませたら出発。


外に出ると雲ひとつない天気だが、風が強い。
上はハードシェル、下は今回デビューのバーブサーマルパンツのおかげで、体の冷えは問題なさそうだ。
真っ暗な中、ヘッドライトの明かりを頼りに、まずは菰釣山に登る。


時間の余裕はあるので、ペースはゆっくり。

ちゃんと寝れたせいか、昨日の疲れも感じない。
2、30分で菰釣山山頂に到着。なんか景色がおかしいと思ったら、月明かりに照らされてうっすらと富士山が見える。
今までにないデカさだ…。写真を撮るも、三脚が無いのでブレブレである。
真っ暗な中を一人で歩いていると、流石に心細いので歌を歌いながら歩いてみた。音痴なので、周りの動物も寄ってこないだろう。


しばらくすると朝焼けが始まる。


左手に朝焼けを見つつ歩き続ける。延々樹林帯で展望が開ける所が全然無いのが残念だが、全く見えないわけではない。写真を取る気にならない位の見え方だ。
それにしても風が強い。止まらない鼻水を拭いながら、バラクラバ持ってくればよかったと思った。
ふと右前方を見ると木々の向こうに、朝焼けに照らされてピンク色に染まった富士山がみえた。写真は取らなかったが、とてもきれいで感動的な光景だった。


明るくなったのでヘッドライトもしまった。


東海道自然歩道の看板を見るようになった。こういう素朴な看板は素敵。


雪はまだまだ残っている。いい加減慣れてペースも上がった。


確かにブナ三昧。


富士岬平につくと、いきなりどーんとこんな感じ。今までずっと木に覆われていたので、開放感が半端じゃない。


高指山へ。


似たような風景で感動がない。が、これで後は下りるだけ。

時間は悠々とあるのでだらだら歩いて、アブラチャンの林を抜けて、ペンションや宿舎のようなのが並ぶ通りを歩く。


でもって平野バス停に到着。

元々の予定だとここから富士山駅までバスに乗り、高速バスで新宿に出るつもりだったが、ついてみると平野から高速バスに乗れるらしい。携帯で予約を取ったが、次のバスが満席で、そのまた次のバスに乗ることになった。しかし満席のはずのバスがキャンセルで一つ空いたらしく、運転手のおじさんに「乗ってく?」と言われ飛び乗った。

富士急ハイランドなんかを眺めつつ、気付いたら眠りに落ちて東京についていた。

なんだか1日目はかなり落ち込んだが、2日目は割といい流れで進んでいって楽しかったな~。久々に目一杯、山を楽しめた気がする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です