大雪山縦走 1日目~2日目

8月14日

朝の便で成田空港から新千歳空港へ。電車とバスを乗り継ぎ、旭岳の麓に着いたのは夕方だった。交通関連はあとでまた別にまとめようと思う。
旭岳青年キャンプ場で前泊をする。テントサイトは結構広く、トイレ、洗面所、水場と揃っている。ちょこちょこと外国から来たハイカーもいた。
このキャンプ場はソフトバンクの電波も届くので、天気予報を見たりできる。どうやら明日の夜から低気圧が来るようだ。山頂の天気予報では風速が20km/hになっていた…。

8月15日

4時半起床、出発がなぜか7時。ロープウェイの駅までは徒歩で数分。ロープウェイは10分ほどで姿見駅に到着した。

さて登山の始まりだ。最初から景色は雄大。姿見の池は以外に小さい。
登り始めると結構きつい。今回の荷物は合計で15kgくらい。時々おじさんに励まされながらマイペースに登り続ける。周りの観光客の軽装が恨めしい。振り向けばいつでも絶景が見れることを励みに足を出し続ける。
少し歩けばまた違う景色。来て良かった、と本当に思う。

なんとか旭岳山頂に到着。風が強くて寒い。ウィンドジャケットを着て、パンを食べる。
ここからが縦走。見通しがよく、遠くを歩いてる人がポツリと見える。北アルプスのような山を見渡せる のと違い、大自然の懐に入った感じ。
そんなこと考えているうちに、旭岳直下の下りのザレ場で二度ころんで、ストックが曲がった…。幸い一番先がちょっと曲がっただけなので、そのまま使える。収納時にひっかかるので外さないといけなそうだけど…。

それにしても景色がどんどんと変わる。似た景色なようで、緑の山、赤い山、黒い山。所々に雪渓があったり、カール地形だったり…。感嘆しっぱなし。

さて分岐点。ここで下山か縦走を続けるか決めないといけない。座ってなやんでいると、ずっと似たようなペースで歩いてた人が話しかけてきた。どうやら目的は同じトムラウシのようだ。彼はとりあえず縦走ルートでもう一泊し、翌日の天候次第で先を決めるらしい。そんな訳で自分も同じ様に進むことにした。最悪一日停滞できる日程ではあるし。翌々日は天気も回復するようだ。
ペースは自分の方が早いので先にテン場まで行くことにする。

途中岩場でピーピー言ってたのはナキネズミか?探しても姿は見えなかった。白雲岳の分岐ではエゾリスが一瞬見えたが写真は取れず。縦走ルートを進むほど自然が豊かになっていく。この辺りの時間帯が最も天気が良かったように思う。
ようやくついた白雲岳避難小屋。安心感からかどっと疲れて、しばし休憩。テントの受付に行くと、風が強くなるので危険を感じたら小屋に避難して来いとのこと。あとキタキツネが出るから、前室に食糧を置くなと。
テントを張り一息つく。このまま天気が良ければいいのになー。重い腰を上げて水を汲みに行く。セイシェルを持ってきたが、なんとなく煮沸してみる。エキノコックス怖い。
夜になると徐々に風が強くなってきた。前回の白馬での経験のせいか、そんなに驚くこともなく普通に眠りについた。

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