将監峠~笠取山 周回コース (1)

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GW、久々にテントで寝たいと思い、どこに行こうか悩む。あまり遠出はできないので雲取周辺…いや混んでるなと考えていた所、ピークスで高橋庄太郎さんが紹介していたコースがよさそうだったので、そこに決めた。奥秩父の三ノ瀬から入り、将監峠、笠取山を縦走して三ノ瀬に戻るコース。雑誌では雁峠にも寄っていたが、結果的になんとなくスルーしてしまった。

バスが出ていないので実家の軽自動車を借りた。車で登山に行くのは初めてだ。連休中に帰ってきた兄が、駐車時にサイドミラーを壊していったせいでテープで固定してある。途中で取れたりしませんように…。

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三ノ瀬のしゃくなげ荘の駐車場は1日500円で使える。愛想のいいおばあさんが主人のようで、手続がてらおやつをもらった。

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しゃくなげ荘から少し坂を上がった将監登山口からスタート。

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しばらくは未舗装の林道歩き。少し歩いた所で標識のない分岐を左へ進んで、七ツ石尾根コースを歩く。

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熊笹の中を歩いていると、所々木に熊の爪痕を見かける。熊鈴を忘れたのでストックをカンカン鳴らしてみたり。

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気持の良い道。昼寝したくなる陽気。

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いくつか鹿柵があるので、紐をほどいて通ってまた結ぶ。途中昭文社の地図には載ってない分岐があるが、コンパスと踏跡が多い方を選んで進んだ。1/25000地形図にはちゃんと載っているようなので、不安な方はちゃんと確認しておいた方が良いかと。将監辺りは防火帯もあったりで、これでいいのかな?と思うことがちょこちょこあった。

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その防火帯を歩いて将監峠に到着。傾斜のある防火帯は段ボールで滑りたくなるなあ。MTBとかで走り回っても面白そうだ。

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将監峠から将監小屋は防火帯を歩く。横の道に進んでも辿り着かないので注意。そんなこんなで将監小屋に到着したものの、まだ10時。ここで泊まる予定だったが、流石に早すぎる。テントだけ張って東仙波までピストンするという案も浮かんだが、今回はそんなに気合い入った感じじゃないのでパス。笠取小屋まで行っちゃって、翌日楽をすることにした。

今来たばかりの道を引き返すのは、しかも下りを登り返すのはなんとも言えない徒労感だ。ここから唐松尾山までの道は、これまでと違って狭い尾根道で爽快感はない。これはこれで山登ってる感はあるんだけど。

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結構でかい崩落跡や、ぬかるんだ道を歩いて今回の最高峰唐松尾山に着いた。展望もそれほどないし、割と地味な山頂。緑の標識が唯一の特徴か。この標識のおかげでデジカメがいつの間にかモノクロモードになっていたことに気付いた。どうやら将監小屋で前かがみになった時に、サコッシュからデジカメが落ちた衝撃で設定が変わったようだ。早めに気づいてよかった。ありがとう緑の標識。

唐松尾山からの下りは少し分かりづらい。岩場を迂回しながら、踏み跡だよりに道を探す。丹沢だったらロープ張りまくってそうなルートだ。

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傾斜も収まってまた熊笹の道に戻った辺りで、笠取山山頂と巻き道の分岐に着いた。このまま山頂に行ってもいいけど、早めにテントの場所を取らないと混むかもしれない。雲行きも怪しく展望も望めなそうだし、明日登ることにして水干(みずひ)の方を通って傘鳥小屋へ向かった。

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なんだか石垣があるぞ…と思ったら水干でした。上に水神社と彫ってある。山の中でこういうのを見ると新鮮だ。

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その先には小さな分水嶺がある。ここで多摩川、荒川、富士川に分かれるそうだ。そんなにはっきり判るものなのか。なんだか不思議。

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この辺は防火帯が続いていて、景色もなだらかなせいかなんだか牧場のような雰囲気。雑誌で庄太郎さんが寝ていたのはこの辺のベンチだけど、そうしたい気持ちがわかる。どんどん雲行きが怪しくなってるから、今はさっさと小屋に行くけれど。

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笠取山に着いたのが13:30。やっぱりここまで来て丁度いい時間だった。テン場は思ったより空いていて10張りあるかないかだった。

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小屋裏のスペースにさくっとテントを張って一息入れた。

将監峠~笠取山 周回コース (2)に続く。

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