八ヶ岳縦走 2

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一人になって北八ヶ岳を目指す。北八ヶ岳の稜線を眺めながら高度を下げていく。
調べた所南北の境界は夏沢峠らしい。

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ということで夏沢峠の山びこ荘に到着。ここもなかなかいい雰囲気。少し行動食を食べたりしながらのんびりする。

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しばらく樹林帯を歩き、箕冠山まで登って少し歩くとまた景色が開ける。

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目の前には根石岳。左手に根石岳山荘がある。この山荘も展望が素晴らしくて良さそうだ。

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根石岳、天狗岳辺りの稜線がこの日のハイライト。

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ちょっと人が多くて天狗岳には5分もいられなかったけど。西天狗もこの日の行程を考えて行かなかった。ちょっと後悔してるが、次回に取っておくと考えよう。

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中山峠まで降りて、あるはずのない黒百合ヒュッテに到着。分岐で道を間違えた…。往復10分のロスなので、ちょっとした寄り道程度ですんだけど気をつけないとね。
生ビールの看板とヒュッテの雰囲気に、もうここで休憩しようかとも思った。テン場もフラットだし、次はここに泊まりたいな。水場無さそうだけど。

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引き返して中山峠。どうやらニュウの名前にだまされたようだ。気を取り直して中山までしんどい登り。とにかく日差しがキツイ。首筋を覆える帽子が欲しい。中山展望台では結構休んでる人が多かった。景観はいいけど暑いので先へ進む。

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続いて高見石小屋。パラソルがおしゃれ。しばし休憩した後丸山を登り麦草ヒュッテへと下りる。車と道路が新鮮に見える。

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ここからは北八ヶ岳自然休養林の中を歩く。結果的にとても退屈でしんどかった。最初は木道、途中からひたすら笹ヤブの道、その後軽く荒れた登山道となる。

体力的にもキツくなってきたところに、精神的な追い打ちが来てすっかりやる気ダウン。とは言え今更ルート変更もできないので、ただただ足を動かすのみ。

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2時間ほど歩いてようやく双子池ヒュッテに到着。

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ここは雄池の水が飲めるらしく、春秋年2回の検査でも飲用として使えるとの結果だそうだ。この水をかなり大事にしてるようで、池に近づくのにカメラとボトル以外持ち込まないように書かれている。テン場がある雌池は、食器だろうが洗っちゃっていいよ、とのことで随分なギャップがある。
ちなみにヒュッテ正面の水道からは、トラックで運ばれてきたどこぞの湧き水が出てくる。ヒュッテ宿泊客は無料で使えるが、テント客は有料らしい。

池の水は表面に色々浮いてるけど、濾せばキレイ。飲んでもなんともなかったです。書いてないけど、ビールとアクエリとCCレモンが売ってる。アクエリ買ったらポカリを渡されたけど。

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疲れたけどおじさんおすすめの一番遠い砂浜のようなところにテントを張る。水場まで10分ほど歩かなきゃいけないが、まあ何度も往復するわけではないし。ビール飲みながらゴロゴロして、腹が減ってきた所でカレーを食ったら暗くなってきた。
iPhoneで映画でも見ようと思ったらダウンロード出来てなかった。しょうがないから寝る準備をして、はっと気がついたら3時半…。

3日目

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爆睡してたようだ。外に出てみると今日も星空がきれい。また三脚を出して、3枚ほど撮ったらデジカメのバッテリーが切れた。
もう一回寝る気にもならないので、のんびり朝食を取りパッキングして撤収。池の畔だけあって結露も多い気がする。

さて取り敢えず亀甲池経由で北横岳へ向かう。朝一から結構な登り。睡眠はしっかり取れていたので、体は動く。亀甲池から北横岳も結構な急登。あんまり急ぐ必要もないのでマイペース。

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北横岳山頂は誰もいなかった。

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南八ヶ岳から中央アルプス、北アルプスと一望できる素晴らしい景観。蓼科山も登ってみたいな。

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北横岳ヒュッテのバンダナと手ぬぐいは、狐があしらわれていて、いいデザイン。買おうか悩んだけど、結局やめてしまった。残念ながら撮影禁止だった。

この辺からちらほら人が増えてきて、すれ違う回数も増えてくる。子供連れの人もちょこちょこいて大変そうだったな。

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ロープウェイに近づくと、登山客というよりは観光客が増えてきて、なんとなくよそ者感に苛まれた。天狗の坪庭辺りは地面も軽くコンクリで固めてある。景観はいいんだけど観光地だ。

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とりあえず縞枯山へ向かう。縞枯山への登りは結構な急登。途中で小学校低学年の集団がいて追い抜いたが、その先は結構なザレ場だった。大丈夫か?と思ったが、後々元気な様子だったので一安心。

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縞枯山はいまいち山頂がどこだかわからなかった。展望台は大きな岩が重なっている頂上で、360度見渡せる開放感あふれる場所で気に入った。しかしいまいち縞枯れ現象がはっきりわからない。思った感じと違ったかな。

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本当はそこから茶臼山にも行く予定だったが、なんとなく気分が乗らずロープウェイに乗って帰ることにした。

最終日こそなんとなく不完全燃焼な感じだったが、久々に山を満喫した3日間だった。なにより雨に降られないテン泊縦走なんて、自分にとってはとても珍しいことだったりする。

次行くとしたら北から入って南に抜けるルートで行きたい。

“八ヶ岳縦走 2” への10件のフィードバック

  1. yama-oson より:

    マサさんのブログでも読んでおります。
    実は僕も来月、八ヶ岳南北に縦走しようと思っていたので、
    親近感がわきました。
    双子池の池の水、ちょっと抵抗ありますが
    飲んでみると意外と平気ですよね。
    すごいオススメされますし(笑)

  2. ノブタ より:

    >オソンさん
    まささんは今頃北八ヶ岳を歩いてるはずですよ(笑)
    osonさんも南北縦断されるのですね。
    今からどういう山行になるか楽しみですねー。
    ブログ記事も楽しみにしてます!

    双子池は行くまではセイシェル通さなきゃ!と思ってましたが、面倒になってゴミだけ濾して普通に飲んでました。
    おじさん的相当大事にしてるものなんでしょうね。
    北八ヶ岳は意外と水場が少ないので、大事な給水スポットでもありますよね。

  3. ペロ より:

    八ヶ岳縦走お疲れ様です。
    ノブタさんの南北旅を見ていて自分も歩きたくなりましたよ!
    特に根石岳の雰囲気が良いですね。

    天気良くて羨ましいです。満天の星空見たいなぁ。

  4. ノブタ より:

    >ペロさん
    根石岳は気持ちよかったですね~。
    赤岳~天狗まで一気に歩いたら相当テンション上がる稜線歩きになると思う。ペロさんなら1日で行けるだろうし!(笑)
    もうちょっと流星群が見れるかな、と思ったけどペルセウス座の方角を調べ忘れてて、ちょろっとしか見えなかったのが残念。
    僕もまた満天の星空を見れるよう、日々善行に明け暮れようと思います。

  5. まさ より:

    南~北ヤツ縦走お疲れサマっした!
    自分も分割ながら、北ヤツをゆるりと歩いてきましたよ。
    北はまた雰囲気が南と違ってとてもよかったですね。ノブタさんが歩いてたのを知っていたので「ここ歩いたのかな~」とか思いながらこちらも歩いてました。
    いつか南→北の一気縦走ヤリタイですね。自分は1日じゃ無理そうだけどw

  6. ノブタ より:

    >まささん
    先日はありがとうございました!
    北の方に行くとぜんぜん違う感じですよね。
    南北縦断1日がいかにきついか、よくわかりました。
    僕も無理そうですw

  7. まんも より:

    先週末はお疲れ様でしたー。
    こうして二日目別れたあとのノブタ君の行動をブログで見れるのは変な感じ!

    読んでておれも北八ヶ岳行ってみたくなったよ。
    来年辺り北八攻めるのもありかもねー。

  8. ノブタ より:

    >まんもさん
    お疲れ様です。
    北八ツもいいですよ~。
    ロープウェイからお子さん背負って歩いてる人もいましたよ。
    黒百合ヒュッテなんかもよさそうですね。風呂無いですが。

  9. tatsu_m1113 より:

    ノブタ さん こんにちは。

    南に北に八ヶ岳を縦断するこのルートはなかなか実現出来ずにいますがすごく興味があります!同じ山域でも、北と南で雰囲気が異なるのも大きな魅力ですよね。南で壮大な山の景色を楽しんで、北はフィルムカメラ片手に山小屋や静かな森の雰囲気を楽しみたい感じだな〜って。

    そうそう、双子池のおっちゃんの水自慢はすごい!あまりの熱意にちょっと吹き出しそう(失礼か・・・)になったのを覚えてます(笑)

  10. ノブタ より:

    >tatsu_m1113さん
    こんにちは。
    他の山域に比べて、コンパクトな山域なので縦走もしやすいです。
    山と渓谷で霧ヶ峰の方まで繋げるルートなんかも特集してましたが、あれも面白そうですね。
    双子池のおじさんはやはり有名なんですね~。飲める池の水なんてそうそうないので、自慢するのもわかりますが…(笑)

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