奥武蔵縦走 川苔山~有馬山~武甲山

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今回は友人に誘われて奥武蔵を縦走してきた。
互いに久々のテント泊だったけど、なんだかんだ妙にストイックできつい縦走になった。

スタートは鳩ノ巣駅から。この時点でデジカメにSDカードがない事に気づく。内蔵メモリを空にして、質を落としてそれなりに記録できるようにしたが、なんとなく撮影する気にならず写真は少なくなった。
普段はコースタイム記録のために撮っているのもあり、友人が撮ってくれてるからいいかというのもあったけど。
そんなわけで、半分くらい写真を使わせてもらった。ありがとう。

まずは川苔山を目指す。登山道までがすでに激坂。登山道からは杉林を黙々と登っていく。久々の一泊装備が重い。

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なんだかんだで川苔山に到着。人が多い。簡単な昼飯にして、ちらっと山頂を拝んで先へ進む。

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このルートは水場が限られてるので、獅子口に降りて給水する。
分岐から200mほど一気に下る。写真では分かり難いけど、きれいで水量豊富な水場がある。一応万が一を考えて、行動用とは別に2L(後で見たら2.5Lだった)担いできたけど、ここでさらに1L追加。ちょっと重い…。

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そして先に行こうとすると、獅子口小屋跡から先へ行くルートが崩落による立ち入り禁止で進めない…。しょうがないので登り返すが、これが重量増+急登+がっかり感できつかった。

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そしてその先の日向沢ノ峰がまた急登。

そこからは下り、鉄塔を通って仁田山は林道側に巻いて回避。道路に出たところで休んでいると地元出身と思しきおじさんが話しかけてきて、少し昔話をしてくれた。なかなかの山キチだったようだ。

有間峠からはわかりにくい取り付き(よくみると赤テープあり)から登山道に復帰し、そろそろ泊まる場所を考えないといけない。当初はウノタワを目指す予定だったが、とてもそこまで頑張れそうにない。途中いい感じの広いフラットがあったけど、もう少し進もうという事に。

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結局橋小屋ノ頭でテントを張ることにした。標識にはでかく有間山とあり、下に橋小屋ノ頭と書かれている。地図をみると有間山が複数あるのでわかりにくい。

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久々にテントを張る。雨はふらなそうだからフライはいいかな?と思ったが、結局適当に張っておいた。日が落ちてから風が強くなったので、も少しちゃんと張った。

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山頂で夕飯。早ゆでペンネでミートソース。トロけるチーズを乗せるはずが忘れた…。風が冷たかったので友人をテントに誘い、だらだら喋りながら飲む。
なんだかんだダブルウォールテントは暖かくて良い。もう少し軽いテントが欲しくて色々探してるけど、あまりピンとくるものがない。

なんだかんだ8時過ぎた頃に解散し、そのまま寝た。
寝袋はHiker’sDepotの初代トップキルト。ウールタイツとユニクロダウンで丁度良い~若干寒いの間くらいな感じだった。

2日目

朝3時半頃起床。朝食はフルグラを50gホットで食べたが足りない。アルファ米を戻して無印のチリコンカンをかけた物を半分弱食べた。

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朝焼けがとてもきれいだった。

さて武甲山を目指す、がいきなり蕨山方面へ間違えて降りた…結構な坂を朝一で登り返し、少し気持ち悪くなる。

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鳥山峠までの稜線は西側の杉がばっさり伐採されてい見晴らしが良い。鹿も元気に走っていた。
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がっつり下って着いた鳥首峠あたりには大山祇命を祀る祠があり、近辺でラミネート加工された札のようなものもあった。「あびらうんけんそわか」自分なりの信念を持って死に臨め。

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鳥山峠から一登りすると、ウノタワに出る。ここは本当ぽっかり開けたスポットで、不思議な空間だった。陽が当たるところには下草が生えていてオートキャンプ場みたいだな、と思った。もともと沼があったという伝説もあり、「ウノタワ 伝説」で調べると色々出てくる。

大持山への登りはひたすらつづら折り。この辺で登り方を変えて、前傾を意識するようにしたら少し楽になった。
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小持山辺りからは岩も増えてきて、少しアスレチックな感じになる。全身使う方が気が紛れて楽だ。こじんまりしたピークで、今日はじめて他の登山者に会った。

ここから武甲山に向かって200m下って、200m登る。嫌になっちゃうけどしょうがない…。この辺の山は本当に急なアップダウンの繰り返しが多くて、膝とメンタルをつぶしに来るので注意が必要。

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下りきったシラジクボには「松平長七郎伝説の地」といったような矢印があるが、今それどころじゃない、誰だそれ、とった感じでスルーした。興味のある方はこちらへ。

標識によれば武甲山までは40分の急坂だそうで…突然出てきたバイケイソウを傍目に(蛭ヶ岳と言い嫌な所に出てくるな)あまり上を見ず、一歩一歩無心で淡々と登る。15分ほどの所で、先行してる友人があと5分だって!といった時はびっくりした。サバ読みすぎだろう…。

神社を通過して山頂の展望台に到着!もう登らなくていい!

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山頂からは採掘場越しに秩父盆地がよく見えた。
残してあったチリコンカンご飯を食べ、武甲温泉目指して横瀬方面への下りへ。
参道~セメント工場~市街地と記憶にあるのは、猿がいたのとアヤメきれい、くらいなもの。

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振り返れば武甲山。削られて少し痛々しいが、僕らの生活を支えてくれてる一端なわけで。
延々ひたすら下り続けて、脚はきついし退屈だしでおすすめできないコースだった。

温泉もそれほど混んでおらず、ゆっくり入って、風呂後の蕎麦とビールでリフレッシュ!
しかし宴会場でおっさんがカラオケ歌い始めたのでさっさと帰りましたとさ。

今回のルートは浦山口駅からスタートして、川苔山方面に向かう方がおすすめ。

“奥武蔵縦走 川苔山~有馬山~武甲山” への4件のフィードバック

  1. 雪ん子 より:

    こんばんは。ごぶさたしております。
    (分かるかな。。。いえ、分からなくて全然いいんですが。)

    2年も経ってるのに何事もなかったかのようにふらっとアップされるこの感じ、ホッとします(笑)

    2日目の朝焼け、自然のトリコロールですね!
    Amazing!

  2. ノブタ より:

    お久しぶりです。体の調子はどうですか?ちゃんと覚えてますよ。

    ブログなんて大体止めたり、書いたりの繰り返しだと割りきっているので、しれっと復帰しました(笑)
    ああいった景色は写真では実際の半分も伝わらないな~、ともどかしい気持ちです。飯作りながら片手で撮ったのもあるんですが。

  3. 雪ん子 より:

    ふふふ。ありがとうございます^^
    体調は、おかげさまで良いです!

    ハルちゃんはお元気ですか?
    うちのももはシニアになりましたが、毛づやも良く元気です☆

    写真。。。そうですね。
    自然の美しさは、カメラに収めるものではなく、目に焼き付けるものですね!
    なぁ~んて。

    novuさんの写真見てると、ほんと「また山行きたい!」って気持ちになります。
    (もう金華山すら登ってませんが。。。^^;)

  4. ノブタ より:

    それはなによりです!うちのハルも10歳になりましたが、元気にだらだらしてます(笑)
    ツイッターなんかに載せてるので、時間があるときにでも見てみて下さい。

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