Hiker’s Party vol.9「信越トレイル ハイカーが歩く、ハイカーと支える 」

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前々から興味があったHiker’s Depot 主催の Hiker’s Party vol.9『信越トレイル ハイカーが歩く、ハイカーと支える 』に行って来ました。今回は国内の信越トレイルがテーマということで、いつも以上に行ってみたいという思いが強かった。

少し早めに三鷹に到着し、お店を見がてらまんもさんと合流。この前まささん、ペロさんと一緒に飲んだ方で、前回のHiker’s Partyにも参加してるので色々教えて頂き助かりました。

会場の「Cafe ハイファミリア」へは徒歩で5分ほど。受付を済ませ、会場内でしばらくフリー。ちょくちょく一緒に登ってるあさりんもここで合流。

木村宏(信州いいやま観光局/信越トレイル事務局)
故加藤則芳氏と共に信越トレイルをたちあげた中心人物。信越トレイルを管轄する信州いいやま観光局の企画開発室長として信越トレイルの「地域振興」の部分をその双肩にになうキーパーソン。

木村野上建吾(信越トレイル事務局整備スタッフ)
新潟県湯沢出身。信越トレイルの無雪期スルーハイク、積雪期スキースルーハイクなどの情報をハイカー目線で発信する「Shinetsu Trail非公式サイト」は一読の価値あり。現在は信越トレイル事務局の整備担当スタッフとして信越トレイルの「ハイカー&トレイル」の部分を見つめてくれています。
Hiker’s Depot より

木村宏さんが話してくれたのは主に信越トレイルがどのように出来たのか?ということ。加藤則芳さんの「日本にもロングトレイルを!」という気持ちから誕生した信越トレイル。アパラチアン・トレイルを視察、体験し、官民一体となった運営を目指したこと。興味深かったのは元々あった登山道ではなく、登山道を作ったという話。国の協力を得て、新潟、長野の境界標(だったかな?)をヤブをかき分けながら探して、トレイルを作ったらしい。なんとなく昔から歩かれてたところに道ができるイメージだったのでこれは驚いた。トレイル周辺には多くの集落や自治体があり、それぞれが管理する範囲が決められてるらしい。それをまた事務局が管理するという形になっているようだ。

野上建吾さんの話は「ここにいる全員に信越トレイルを歩かせてみせます」という宣言からスタート。お話はスタッフとハイカーと言う両方の視点から語られてるのが面白い。例えばリタイア理由として「夏の暑さ」、「水不足」、「疲労(過剰装備、アップダウンが大きい)」といった理由があるそうなのだけど、これらのことは事前に地図をみれば判ることだと仰る。しかし運営側としては情報が不足してるという事も言っていた。どちらも正しく立場や場所によっては言えない事があるというのは聞いてて感じることが出来た。

その他色々書きたくなったことはあるけど、お話、資料から個人的に気になった点を箇条書き。
・信越トレイルは標高1000mちょっとを歩くコース
・基本的には3泊か4泊
・早い人でアクセス工夫出来れば2泊でいけるかも
・低山なので気象リスクは低い
・初夏、初秋がオススメだがあえて夏も
・テントサイトは要予約で事前入金(一部現地払い)
・テントサイトは池の近く等が多いので、湿気対策が必要
・一部稜線上では雪によって木が曲がり、傘、ポンチョ等は不向き。
・公式に書かれている水場は少ない(4箇所)
・浄水器は必携
・斑尾山から天山ルートが一般的だが、逆の方がアクセス時間は短縮できる
公式サイトでボランティア募集中

野上さんが個人でやっている「Shinetsu Trail 非公式サイト」を見れば多くの貴重な情報を得ることができるので行く人は必見。

地図地図も買ってしまったので、今年か来年辺りに行ってみたいな。ボランティアも機会があれば参加したいと思う。

また会場でEASY HIKING のオソンさんと、OH! Mountain! のYUさんにお会いできた。こういうのがあると細々とブログやっててよかったなー、と思う。また機会があればゆっくりお話出来ればと思いますので、よろしくお願いします。

“Hiker’s Party vol.9「信越トレイル ハイカーが歩く、ハイカーと支える 」” への9件のフィードバック

  1. まさ より:

    んーやっぱり面白そうだったなー。ムリしてでも行けばよかったかな(^^;
    信越トレイルは去年から興味があって色々調べていたんだけど、結構リタイアが多いというのは意外でしたね。水については苦労しそうな気はしていたけど、あとは湿気ですか。つまり結露対策はちゃんと考えないとって事ですね・・。
    自分も今年はムリそうだけど、来年辺り歩けるといいなあ。

    こういう場は情報もそうだけど、色々なハイカーに出会えるのが楽しみの一つ。また今度やる時は参加しよう・・・。

  2. まんも より:

    おっ!早速ブログ上げてる!

    さすがー!
    昨日はYUさんなんかと突然の出合いがあったりで、ノヴタ君のダチのアサリンさんとも会えて楽しかったなぁ。

    しかし信越トレイルの話しは本当に為になる話しだったね。
    話し聞いてて、海外のアパラチアンやJMTに行くとか言う前にまず信越トレイルに行くべきだなと思ったよ。
    俺は今年は無理だろうけど、是非行く機会あれば行ってきて欲しいね。
    せっかく地図買ったんだし(笑)

  3. ペロ より:

    とても有意義な時間だったみたいですね!!
    箇条書きの内容参考になります。
    トレイルを一から作ったのは驚きですね!!
    新潟をまたいでいるので、尚更歩いてみたいなー。

    野上建吾さんのブログが面白くて、ちょくちょく見ていました。
    ツエルトマスターだとおもいました、この方。
    http://greenlift.exblog.jp/

  4. yama-oson より:

    会場ではお声がけいただいてありがとうございました!
    もうちょっとゆっくりお話したかったですね。
    僕もすっかり信越トレイルをスルーハイクする気、満々になりました。
    色々と調べてみると三泊四日で行こうとすると一日平均
    20キロほそ歩かないといけないのが微妙に不安ですが…(笑)
    バキバキに軽量化して行ってみようと思います!

  5. ノブタ より:

    >まささん
    トレイル歩く人には、すごく貴重な情報が多かったです。
    浄水器があれば公式水場以外にも水は確保できるとは思います。ただしっかり公式水場で補給すれば十分とも。
    次回の内容はわかりませんが、普段会えない人に会えるで参加したいですね。

    >まんもさん
    ああいう場にでないと、なかなか会えない人に会えて楽しかったです。
    信越トレイルももちろんですが、登山道は人の手で作られているというのを忘れないようにしないといけないですね。
    行きたいですよー(笑)

    >ペロさん
    本当に有意義な会でした。一切メモをしてなかったので、なんか忘れてそうな気もしてますが…。
    野上さんは話も上手で、面白い人でしたよ。
    しっかりした考えと熱い気持ちをもって取り組んでるのが聞いててわかりました。
    ペロさんが歩いてるのが、もう僕には見えてます(笑)

    >osonさん
    会場ではありがとうございました。最後の方はちょっとバタバタでしたね。次回はゆっくりお話ししたいです。
    平均20だと終盤きつそうですねー。荷物も最低限ですかね。でもまあ歩き慣れてる人なら大丈夫ですよ(笑)レポ楽しみにしてます!

  6. YU より:

    ノブタさん
    先日はありがとうございました。みなさんとお会いできて嬉しかったです。
    多くの情報と熱い思いを得られた大変良い時間でしたね。僕も全くメモしてなかったので、ノブタさんの記事大変ありがたいです。またどこかでお会い出来たらと思います。

  7. ノブタ より:

    >YUさん
    こちらこそありがとうございました。
    とても勉強になる会でしたね。皆さんに会えたのもとても嬉しかったです。
    またお会いしましょう!
    あとリンク張らせて頂きました。よろしくお願いします。

  8. YU より:

    リンク貼っていただき恐縮です!
    私も貼らせて頂きました。よろしくお願いします。

  9. ノブタ より:

    >YUさん
    ありがとうございます!

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